税理士紹介

2022年8月10日

税理士 尾花毅彦

税理士会 登録事務所名

尾花毅彦税理士事務所

出身大学

慶應義塾大学文学部英米文学科(1995年卒)

保有資格など

  • 税理士 2001年登録(簿記論、財務諸表論、相続税法、法人税法、消費税法)
  • 行政書士
  • 宅地建物取引士
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
  • CFP ® 認定者
  • 応用情報技術者
  • 家族信託専門士 ®(一般社団法人 家族信託普及協会正会員)
  • 税務調査士 ®
  • 医療事務管理士 ®(歯科)
  • 登録政治資金監査人
  • 経営革新等支援機関(関東財務局長及び関東経済産業局長認定)
  • 乙種危険物取扱者
  • 神奈川県社会福祉協議会(かながわライフサポート事業)専門家チーム参画

ひとこと

横浜の税理士 横浜よつば税理士事務所 税理士 尾花毅彦小学生の時でした。風邪をひいて町医者の窓口に行って保険証を出したとき、「もう、この会社無いよね?」と保険証を突き返され、受診できなかったことがありました(実際は窓口の誤解で、まだ保険証が使える状況だったようですが)。 子供にはよく分からない状況でショックでしたが、小規模零細事業の経営状況は、経営者本人だけでなく、家族にも大きな影響を及ぼすものだと、今でも強く感じています。

だからこそ、お打合せの際には強くブレーキを踏むようなことも申し上げます。慎重さもお持ち頂きながら、スピーディーかつ大胆に事業を進めて頂きたいと考えているからです。そして、創業時のサポートはもちろん、事業を畳むお手伝いもしています。きちんと畳むことで、次に踏み出すステップに繋げて頂けるのではないかと考えているからです。ケースや状況に応じて、弁護士と協働して行います。

相続の場面でも、財産の多少とは関係なく、誰かがお亡くなりになる度にお付き合いする親戚関係が減っていくという状況が起きたりします。自分が相続人ではないのに、身内が疎遠になっていくことが繰り返されてしまう経験を踏まえて、精一杯のお手伝いをさせて頂いております。

お亡くなりになった方のお気持ちを知る由もなく、残された方々が疎遠になったり、争ったり、ということが起こり得ます。お元気なうちにお気持ちを遺す(のこす)お手伝いも致しております。

相続業務に関しては「相続税対策の前に相続対策」の姿勢を大切にしています。(和やかなお話し合いが理想的ですが、お話し合いがまとまらない場合や、揉めてしまった場合には、紛争事案ということで弁護士に引き継ぎ、税務申告面でのお手伝いとなります。)

仕事への想い

税理士になろうと思ったきっかけ

税理士として仕事をしていこうと思った最初の出来事は、母方の実家の会社が倒産したことです。昭和59年当時は民事再生法は無く、和議法の時代だったのですが、弁護士と税理士が自宅の居間で書類の山に囲まれながら、朝から晩まで仕事をしていました。混乱の前後1ヶ月くらいは自宅の電話に録音機も付いたりして、物々しかったです。「弁護士や税理士という、困った会社を救ってくれる人たちがいるんだなぁ~」と思ったものです。

狭い町で情報が伝わるのも早かったせいか、小児科で「この会社はもう無いですよね」と健康保険証を突き返されて受診してもらえなかったことは、今思い出しても衝撃的な出来事で、「実家が倒産するってこういうことなんだなぁ」と悲しさと悔しさがない交ぜになった気持ちでした。

中学、高校と比較的遠い親戚が亡くなると、その度ごとに親戚付き合いをする範囲が狭くなっていくことに気が付きました。遺産がらみの揉め事によるものだと聞かされたのは、私が大学に入ってからです。私は漠然と「相続」という領域に興味を持ち、単位として認められる他学部である相続の講義なども選択し、興味を深めていきました。

税理士として働き始めてから

横浜の税理士 横浜よつば税理士事務所の税理士紹介大学卒業後は、昼間はテニスのコーチのアルバイト、夜と週末は税理士講座の社会人クラスを受講、という日々を送っていました。やはりテニスのコーチはハードな肉体労働。空調の効いた夜の教室では睡魔と闘い、いつも負けてばかり。。。

見るに見かねた簿記の講師に「ウチの事務所を手伝わないか?」と声を掛けて頂いたことから税理士事務所に就職。小規模な事務所でしたが、会計処理から社会保険・労働保険まで一通りの業務を経験することができました。片道2時間掛っていたこともあり、社会人クラスとの掛け持ちが難しくなり、事務所を移籍。

税理士試験も科目合格制(最終的には5科目合格すればよいのですが、毎年1科目ずつでもコツコツ合格していけばよい仕組み)なので、受験を継続。「相続税法」の科目は外せません。最終的には、必須の会計2科目(簿記論・財務諸表論)と、実務では欠かせない税法3科目(相続税法・法人税法・消費税法)を取得しました。相続税法に合格していなくても、相続税に関する仕事をすることはできます。

体系的な理解、実務では稀にしか出てこないけれど知っておくべき知識、などを国家試験レベルで習得していることは、相続・相続税実務で事案に向き合った際やセミナーでお話させて頂く際に、皆さまのお役に立てているものと感じます。都市銀行の顧問をしていた事務所だったこともあり、富裕層の相続事案も多く、なかなか経験出来ないであろう事案を経験できました。

独立からこれまで

横浜の税理士 横浜よつば税理士事務所の税理士紹介祖母の介護の問題もあり、勤め人である以上、時間的な制約も多かったことから、思い切って独立することを決意。当時は28歳での独立はとても珍しく(税理士会の統計調査によれば、平成16年の20代の税理士は1.1%。)、周囲や先輩からも「絶対無理」と言われ、発奮したことを思い出します。

他人から「無理だ」と言われると、そこにチャンスがあると思ってしまうんですよね、昔から。文字通りゼロからの起業で、営業するも最初の3ヶ月は無収入で怖かったです。それから、少しずつ仕事を頂けるようになり、目の前の案件に丁寧に向き合うことを意識しているうちに、開業から1年になるころには何とか事務所運営が軌道になるようになってきました。定期的なお客様、一期一会なお客様、多くのお客様に支えられて今の私があります。

資格もいくつか持っていますが、闇雲に取得したものではなく、いずれも仕事で必要に迫られて、あるいはお客様から資格の取得を要請されてのものです。資格を持っているだけではお客様のお役には立てません。住まいや車にメンテナンスが必要なように、資格もスキルを維持し、さらに磨く努力が必要だと考えています。今後も質を高めるべくコツコツ精進して参ります。

私自身も経験者。だからこそ理解できることがある

横浜の税理士 横浜よつば税理士事務所の税理士紹介私が主に力を入れている相続・相続税の領域は、とても奥深くデリケートです。「税」そのものはお金で解決できることがほとんどですが、そこに至るまでの経緯にはご親族をはじめとする様々な人間関係があります。財産や債務の状況だけでは解決できないことがほとんどです。

自分のあずかり知らないところで親兄弟が揉めたりして、直接は関係のない従兄弟(従姉妹)同士の交流が無くなってしまうこともあります。寂しいことではありますが、相続事案では度々起きてしまいます。残念ながら、私個人もそのような経験者です。

実家の稼業が倒産したときの家族の状況、認知症になった近しい親族の介護、相続の際の身内のいざこざ、など経験せずに済むことならそれに越したことはありません。短い人生の中でありとあらゆることを経験することはできません。しかし、想像ではなく経験したからこそ理解できることがきっとあると考えています。

私は、そのような方々の不安やお悩み事が少しでも軽いものになるようお手伝いしたいと思っています。

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2022年8月10日